雑種のポメラニアン

フリープログラマーの日記とか人生観とか綴るよ

総合格闘技の人気凋落に、格闘ゲームの人気の変遷に重ね合わせて感じること

〜 格ゲー自分史 〜

私が格ゲーにはまったのはバーチャ2の頃からだった。
バーチャ1も面白かったが、ラウが強すぎてバランスが悪かったのだが
2になってから動きの幅が格段に広がり
動きが鋭くなって、競技として断然面白くなった。
それでも手数の多いラウがやはり強かったが
3から横への避けと返し技の増えて更に面白くなった。
まさにゲーセンで連日ハマってた。

この頃の格ゲーでは力の差が歴然としてても
工夫で実力差を逆転できることがあって
これが明らかに自分より格上の相手に決まると凄い快感だった。

ところが4を過ぎたあたりから
段々常人離れした動きの早さについていけなくなり
実力差をひっくり返すのが難しくなっていった。

具体的な雑誌名は忘れたが、この頃に「格ゲーつまんなくねーか?」というような
記事が掲載されてたりした。
その頃はゲーム自体の質が上がってるのに何で面白くなくなったのか
よくわからなかったのだが、格上の相手に勝つというような
勝敗の意外性がなくなったからではないかと、今にして思う。



〜 ボクシング自分史 〜

格闘技の世界では「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。」という
格言(?)のようなものがあるが、確かにそうだと思う。
試合をしても実力通りの結果しか出ないなら試合をする意味はない。

これを一番強く痛感したボクサー達が
ロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズ、アイラン・バークレー
この3人の試合だ。

<トーマス・ハーンズ vs ロベルト・デュラン

<トーマス・ハーンズ vs アイラン・バークレー

ロベルト・デュラン vs アイラン・バークレー

(判定ですがデュランが勝ちました)

<(おまけですが史上最高の試合との呼び声も高い)
 マービン・ハグラー vs トーマス・ハーンズ>

これらの試合はまさしく「やってみないと分からない!」試合の面白さを堪能させてくれる。


〜 総合格闘技自分史(RINGS編) 〜

一方で学生時代総合格闘技にもはまってましたが
時期的にはRINGS、UFCが旗揚げした頃です。
私が一番好きな格闘家は前田日明なのですが
個人的には格闘家としてより格闘技のプロデューサーとして好きでした。
例えばK-1を席巻した、ピーター・アーツが最初に日本で試合をしたのはRINGSだし
Pride全盛期の頃に活躍したヒョードルとノゲイラも元々はRINGSの選手でした。
前田が「世界最強の男はRINGSが決める!」と言ってた言葉が
RINGS解散後に、他の舞台で実現してたのが何とも面白かったです。

余談ですが、前田は一時パンクラスを挑発するようなことを言ってて
安生洋二にぶん殴られて失神したのですが
この時は「格闘家を名乗る以上はそういう事態にも対応できなきゃだめだろう」と
格闘家としての前田には厳しい感想を抱いてます。

でも引退試合アレキサンダー・カレリンを引っ張り出すなど
(実際見に行きました。カレリンちょ〜でかかったっす)
格闘技プロデューサーとしての手腕は相当なものでした。

彼は韓国人なのですが、日本に対する愛情は相当なもので
日本刀をコレクションしたり
零戦を復刻して太平洋を横断するのが夢だと語ったりしてます。
韓国人を嫌いという日本人は結構聞きますが
韓国人だからという理由で前田を嫌っている人というのは聞いたことがありません。
まあ長州力もそうなんですけどね。


〜 総合格闘技自分史(グレイシー編) 〜

でも総合格闘技を語る上ではUFCは避けて通れない話題です。
最初は目潰しと噛み付き以外何でもありという感じのルール(?)で
主に日本の格闘ファンの度肝を抜いたといっても過言ではありません。
はっきりいって格闘技というより殺し合いと言ったほうがいいくらいの雰囲気でしたが
それを制したホイス・グレイシーを筆頭としたグレイシー軍団はまさしく黒船でした。

ただ、UFCの試合は「凄い」けど面白くなかったです。
RINGSも影響を受けて、より格闘性を追求したKOKというルールを採用しました。
はっきり言ってKOKの試合の方が見てて面白かったです。

この頃のPride、RINGS、パンクラスはやり方は違えど
打倒グレイシーという点では目標は一致してたと思います。
それぞれの団体は仲が良くなかったですが
伝わってくる雰囲気はかなり熱かったです。


〜 総合格闘技自分史(人気の凋落) 〜

結局打倒グレイシーは桜庭和志が実現して格闘ファンを熱狂させてくれました。

その前に、UFCでグレイシーが研究され始めたら
「皆、グレイシーを学んでアルティメットに挑むようになった。<中略>
グレイシー柔術が勝ったのと同じことだ」というセリフを残して
ホイスはUFCから撤退してました。
板垣恵介氏曰く「最高の逃げ口上」との事ですが、まあそうですね。

結局グレイシーが公式には表舞台を去ったのと
桜庭がホイスを倒したのと、ヒクソンが逃げちゃった事で
格闘技界全体が目標をなくして、閉塞感が出てきました。
この頃から私は格闘技に対する興味をなくしてしまいました。

また、確かにグレイシーの逃げ口上通り、グレイシーのスタイルが定着してしまったことで
格闘技界全体的に試合の楽しみである「やってみないと分からない!」要素が
少なくなってしまったんだと思います。


〜 結論 〜

凄くとりとめのない話になってしまいましたが
ゲームにしても格闘技にしても

完成度が高くなって意外性が少なくなって面白くなくなった。
結局は完成することよりも、完成することを目指す過程が一番面白い。

という事なのではないでしょうか。

長文失礼しました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。