雑種のポメラニアン

フリープログラマーの日記とか人生観とか綴るよ

富野由悠季監督と宮崎駿監督から学んだ「自然」さ

こういうのは分かりやすいところから入るのがいいと思うんですが
富野監督のキングゲイナーOP。

手を差し出す際の不揃いな動き、リンクスのモンキーダンスで一匹だけ逆とか
細かな心配りが素晴らしいです。
映像はありませんが、千と千尋の神隠しなど
宮崎監督の登場人物が何かを促された時に一瞬見せるためらいの動きとか素晴らしいです。

わたしは彼らの作品から絵という人工物に生命を吹きこむ「自然」とはどういうことか学んだつもりです。

彼らから学んだ「自然」を通して今一度歴史の映像を思い出してもらいたいのですが
月に向かった宇宙船が撮影用にビデオカメラを搭載していたとしたら
最初に何を映すのが「自然」でしょうか?
私の自然な考えではまず機内の様子ですよね。船員の会話とか。
仮に勿体ぶってそれを飛ばしたとして次に考えられるのは機内から見た月面じゃないでしょうか。
更に勿体ぶってそれを飛ばしたとして、宇宙船が月面に着陸する瞬間を「機内から」撮影しませんかね。
それこそ人類の「最初の」偉大な一歩なんじゃないでしょうか。

まあアポロ11号の話なんですけど、あの「人類の偉大な一歩」を撮影するためには
「アームストロング船長」が一歩踏み出す前に「月面にカメラを設置しないといけない」んです。
機内の様子、月面接近を映すよりも「月面にカメラを設置することを優先した」?
私が学んだ「自然」からは全くかけ離れた話ですね。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12743607
(これ見ると当時はその中継すらなかったようです)

富野監督のザブングルキングゲイナーって支配体制を覆す「革命」のドラマなんですよ。
富野監督は着地より先に月面にカメラを設置するような「不自然」と闘っているんです。
私はザブングルキングゲイナーを観て、富野監督を心から尊敬するようになりました。